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THE SPIRIT ROOM / MICHELLE BRANCH
18歳にして全世界デビューを果たした女性シンガー・ソングライター、ミシェル・ブランチが'01年に発表したデビュー作。先日、プロモーション来日も果たし各メディアに露出していたので御存知の方も多いことでしょう。ビートルズやレッド・ツェッペリン、クィーンなどいわゆる'60年代中盤〜'70年代のブリティッシュ・ロック系アーティストから大きな影響を受けた彼女。その楽曲にはアメリカン・ロックの煌びやかなムードが多分に存在するものの、随所に見られるどこか陰った要素にブリティッシュ・クラシック・ロックへの尊敬の念を感じさせる。今をときめくTAYLORのカッタウェイを弾きまくる彼女の姿はホント素直に格好いい!
HERETHEREAFTER / MIRANDA LEE RICHARDS
モデル業も行なっている女性シンガー・ソングライターが'01年にリリースしたデビュー・アルバム。'60年代フォーク&サイケデリック・ロックを強烈に意識させる、まったりとした音像で、自らのサウンドを「ピュア・サイケデリック・カントリー・ポップ」と称しているのも頷ける内容。現代人がレトロな造形に惹かれる感覚にも似た、嫌みのないノスタルジックな雰囲気に溢れた好盤! まったりサウンドにアコギの金属音が心地よく響く。
DAYS OF SPEED / PAUL WELLER
'01年に行なわれたアコースティック・ショウの模様を収めたライヴ・アルバム。ジャム〜スタイル・カウンシルなどを渡り歩いてきた御大ポール・ウェラーだけに、その説得力に溢れた円熟のヴォーカルには圧倒される。また、チューニングが若干狂っていようが、なりふり構わず無心にプレイし続ける彼の姿には敬服。真のロック・アーティストとしての誇りを感じさせてくれる名盤! 過去の名曲の数々が今に甦る。'70年代GIBSON J-45が良い鳴りしているんだよねぇ〜!
...ALL THIS TIME / STING
イタリアのトスカーナにあるスティングの家の中庭にて、去る'01年9月11日に行なわれたショウを収録したライヴ・アルバム。全世界を震撼させた米同時多発テロ事件が起きてしまったまさにその日に行なわれたショウだけに、これまでに類を見ない緊張感に溢れたステージを堪能出来る。特に、追悼の意を込めて敢えてショウのオープニングで歌われる"フラジャイル"(いつもはアンコール・ナンバー)での感情移入の妙には心打たれる。ソリッド・タイプのエレガット(今はGIBSON CHET ATKINSではないようだ)の甘い音色が、曲のタイトルどおり壊れやすい人間の感情を表現しているかのようで切なく、そして美しい響きを湛える。
MOTHERLAND / NATALIE MERCHANT
元10,000マニアックスのシンガー、ナタリー・マーチャントの最新作。'02年リリース。ソウルフルに歌い上げる唱法は以前にも増して輝き、もはや神々しいまでの素晴らしい艶を感じさせる。作品前半は演劇でも見ているかの大仰なナンバーに彩られているものの、ポップな感覚を交えた後半部からは彼女のキュートな部分も垣間見られる、見事な構成で聴かせる佳作。これまで同様、アコースティカルなムードもふんだんに盛り込まれた作品だけにアコギ・ファン必聴!