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第九話 エレハモ BIG MUFF π 特集編
こんにちは!いかがお過ごしですか?それにしても、やっと暖かくなってきたと思ったらいきなり暑いじゃん!(;^_^)A 汗っかきなもんで、ちょっとギター弾くと一日で弦が錆びちゃう。まったくそのたんび弦交換なんてした日にゃ、たちまちボンビになってしまいます。
今回はエレクトロ・ハーモニクス社の”BIG MUFF π”を取り上げてみたいと思います。ちょっと前に私の長年の愛読誌であるギター・マガジン誌もエレハモの特集をしてましたね!エレハモの数多いラインナップの中でも代表的機種であり、高い人気を誇るBIG MUFF π。ご存じの方も多いと思いますがファズです!30年程前にデビューして以来、数度のモデル・チェンジを経て現在に至るまでのロングセラーを誇ります(一時製造中断はありますが)。今は亡きカート・コバーンが初期のニルヴァーナで使用したのを初めとして、90年代初頭のグランジ・シーンを席巻したのも記憶に新しいところです。ん、もうかなり昔のことかな(^^;)?!最近はと言えば、モグワイやKOЯNの使用が知られていますね。
 マイク・マシューズ氏率いるエレクトロ・ハーモニクス社の技術者ボブ・マイヤー氏によってデザインされた最初のBIG MUFF πは、'71年に誕生しました。それまでの荒々しいばかりのファズと違って、豊かなサスティーンとハーモニクスを持ち、ソフトでスムースなディストーション・サウンドが得られました。かのジミ・ヘンドリックスは、N.Y.の楽器店”マニーズ”にて購入、なんと自分のBIG MUFF πを”ジミー・ジェームズ”と名付け、セッション・ワークで使用したという逸話もあります。また、カルロス・サンタナはメール・オーダーによって手にしていたそうです。
 今回は、'84年頃にマシューズ氏が会社を売却するまで(90年頃ロシアにて製造再開。現在はUSA製も復活!)にリリースされた第1期〜第3期型までをご紹介します。ただし、細部に関しては非常に多くの仕様が存在するので、今回取り上げるものが全てではないことをご承知くださいませ。また個体差的なものもありますので、サウンドの方はあくまで参考程度にして頂ければ!!
 現在、特に1期や2期のモデルは非常に入手が困難になっています。
BIG MUFF π E'70s (1st Triangle Knob/蛇の目基盤,ポイントtoポイント配線) SOLD
BIG MUFF π E'70s
'71にリリースされた初期型('71〜73頃)です。つまみの配置から、通称”トライアングル・ノブ”と呼ばれています。こちらは極めてレアな最初期のまだプリント基板を採用する前のプロト・タイプとも言える仕様です。蛇の目基盤にパーツがセットされ、各パーツの足同士が直接半田付けされ結線されています。オン/オフのスライド・スイッチでなく、スイッチ付ボリュームという仕様です。他の2つのつまみもSUSTAINとTONEでなく、SUSTAINとFUZZになっています。
 第2期以降のBIG MUFFしか試したことがない方は、さぞかしサウンドの違いに驚かれることでしょう!BIG MUFFらしからぬ?!と言うか、言い換えればまさにファズらしい太い荒々しいサウンドです。たぶん、これと比較すれば後者はディストーションと言っても過言ではないかも知れませんね(笑)。FUZZつまみを下げるとチーチーの壊れたラジオみたいな音で極端にコンプレッションが掛かり、まるでノイズ・ゲートが効き始めるようにサスティーンが終息(収束?)します。上げるとブバーっとサスティーンのあるローの強い太い音。爆音!!
BIG MUFF π '72 (1st Triangle Knob) SOLD
BIG MUFF π '72 (1st Triangle Knob)
'71にリリースされた初期型('71〜73頃)です。つまみの配置から、通称”トライアングル・ノブ”と呼ばれています。こちらは極めてレアな最初期のまだプリント基板を採用する前のプロト・タイプとも言える仕様です。蛇の目基盤にパーツがセットされ、各パーツの足同士が直接半田付けされ結線されています。オン/オフのスライド・スイッチでなく、スイッチ付ボリュームという仕様です。他の2つのつまみもSUSTAINとTONEでなく、SUSTAINとFUZZになっています。
 第2期以降のBIG MUFFしか試したことがない方は、さぞかしサウンドの違いに驚かれることでしょう!BIG MUFFらしからぬ?!と言うか、言い換えればまさにファズらしい太い荒々しいサウンドです。たぶん、これと比較すれば後者はディストーションと言っても過言ではないかも知れませんね(笑)。FUZZつまみを下げるとチーチーの壊れたラジオみたいな音で極端にコンプレッションが掛かり、まるでノイズ・ゲートが効き始めるようにサスティーンが終息(収束?)します。上げるとブバーっとサスティーンのあるローの強い太い音。爆音!!
BIG MUFF π '72 (1st Triangle Knob) SOLD
BIG MUFF π '72 (1st Triangle Knob)
'72年製の”トライアングル・ノブ”です。前者ほどの癖はなく、セカンド・モデルよりもローが強く太さを感じます。荒さと滑らかさがいい感じに同居してます。使いやすそうで、個人的には一押しかな(^^)。











BIG MUFF π EH3003 '76 (2nd Lamb's Head) w/box "MINT" SOLD
BIG MUFF π EH3003 '76 (2nd Lamb's Head) w/box
すばらしいミント状態の第2期('73〜76頃)モデルです。ボディーにデザインされた女の人の顔が羊の顔に見えるところから、通称”ラムズ・ヘッド”と呼ばれています。最近では”ゆらゆら帝国”の坂本慎太郎氏が愛用されていたせいか人気が急上昇しています。稀に青文字のモデルも存在します。
 適度に暴れる感じで、音圧もあり図太くサスティーン豊かなサウンドです。第3期ほどハイがきつくなくミッドにピークがあってメローな甘さも感じます。ちょっとブルージー!




BIG MUFF π EH1322 '77 (3rd Version) SOLD
BIG MUFF π EH1322 '77 (3rd Version)
第3期('76〜84頃)のモデルです。現在同じような外観の復刻版もリリースされているので、たぶんBIG MUFFの中でも一番お馴染みのデザインではないでしょうか。後期のものにはオペアンプIC仕様のものも存在します。
 ハイがかなり強くて、逆にローはスッキリしています。結構ヒステリック!歪みも滑らかで激しいコード・ワークにも潰れることなくエッジの効いたサウンドです。
 現在復刻されているUSA BIG MUFF πはこの第3期の外観デザインを採用していますが、さらにLEDが装備され、トーンのバイパス・スイッチは廃止されて、回路的に第2期以前のモデルに近くなっています。

どうですか?なんとなくわかりました?(^^;) 最近のエフェクターに比べると、ちょっとチープ?弁当箱みたいなケースもハンドメイドっぽくて可愛いっしょ?!今回は残念ながらもれましたが、'90年代に出ていた初期のロシア製(★SOVTEK)のBIGMUFF πも人気があり、少しずつ市場価格も高騰してきています。MXRと並び、'7〜80年代を代表するエフェクターと言えるエレハモ!!常にその時代の音楽と切り離せない存在であり、現在も新しいフォロワー達が増殖中です。
余談ですが、友人ら主催のライブが大久保HOT SHOTにおいてありまして、少し時間をもらい数曲やらせてもらいます。今回はほとんどハノイ・ロックスのカバーなんですが、あっしがギター、ボーカルはアコースティック売場の井本です。メインの"ドランカーズ・パウワウ"の他、数バンド出演、セッション・タイムなんかもあるようなんで、お暇でしたら是非遊びに来てくださいm(__)m。"ドランカーズ・パウワウ"は、アコースティック売場の田部がギターの凄腕バンドですので一見、一聴の価値ありでございます。
御意見、御感想をお聞かせ下さい。MAK:mak@tcgakki.com まで
 

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