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リッケンバッカー研究室
第二回:ベース登場
だいぶ暖かさも増してそろそろやって来ました、花粉の季節です。皆さんはいかがですか?いつもだったら私ももれなく鼻水ダラダラのはずなんですが、今年はまだ奇跡的にそれほど酷くはないんですよね!実は思い当たる節があって、今年は随分早い時期から甜茶を飲んでいるんです。しかもレモングラス甜茶といってまるでレモンティーのような味がします。これがまた砂糖を入れなくてもほんのり甘い!でもやっぱりシーズン最盛期になるとズルズルになってしまうのでしょうか?
さて前回はRICKENBACKERの歴史と名前の由来ということでしたが、
今回はその続きとリッケン初のBASS登場を研究していきたいと思います。
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図1

1930年代後半になるとすでに多くのプロミュージシャンがリッケンバッカーを使うようになり、その影響のもとアマチュア層にも多数の楽器が売れるようになっていきます。しかし残念ながら1942年、楽器製造を断念せざるを得ない状況に陥ってしまいます。第二次世界大戦です。他の楽器メーカーが次々と軍需産業に転向していく中、エレクトロ・ストリング社は楽器とアンプの製造を続けていました。当時既に楽器製造に必要なパーツや材料の調達は非常に困難な状況でした。彼らは必死でパーツの確保に専念し42年6月まで何とか楽器製造を続けていたのですが、7月ついに軍需産業に転向せざるを得なくなりました。

戦争終結後の1946年初頭、彼らは再び楽器製造に専念出来るようになってきました。しかしこの頃アドルフ・リッケンバッカーは、ギターの人気の下火を感じ始め楽器のビジネスの権利を売却することを考え始めていました。エレクトリック・スティールギターの発明と共にまたたくまに楽器業界に頭角を現したリッケンバッカーも、53年にアドルフからビジネスの権利を買い取ったビジネスマン、F.Cホールの登場まではしばらく停滞の時期に入るのです。

50年代初めになるとハワイアンのブームが去り、スティール・ギターの売り上げは降下しつつありました。ホールがエレクトロ・ストリング社を買収した時には既に時代遅れになりつつあったのです。(実はホールもその事は十分承知はしていた)しかしホールはスパニッシュ・ギターの人気に目を付け新たなリッケンバッカーの開発に挑戦して行きます。ドイツ出身の楽器職人ロジャー・ロスマイルズを招き入れカプリ、コンボ600,800,400といった新しいソリッド・ギターを次々と生み出したのです。さらにホールは自分の会社であるラジオ・アンド・テレビジョン・イクイップメントの販売網を利用して全国にセールスを展開して行くのです。リッケンバッカーの新たな方向性と近年のリッケンバッカーのルーツを築いたのです。

さてリッケンバッカー初のベース発売は1957年。日本では東京タワーの建設が始まり、アメリカではエルビスがヒットチャートの上位を総なめしていた頃。ソリッド・ボディーのエレクトリック・ベース4000が発売となります。
(図1)

メイプル・ソリッド・ボディー、マホガニースルーネック、20フレット仕様。ボディーはかなり厚めでネックグリップも相当に太いシェイプでした。ピックガードはアノダイズド・アルミニウム。(アノダイズドとは腐食防止加工の事で,当時アルミ産業は急速な発展をとげていた時期でもありました。FenderのPRECISION BASSもこの年にアノダイズド・ピックガードに仕様変更になっています。)1ヴォリューム・1トーン。ノブはフライングソーサーノブといってスティール・ギターの物がそのまま流用されました。大型のクルーソン・ペグ、ホースシューピックアップ一基搭載。又、4弦側のホーンがかなり短い仕様になっています。

翌58年にはネックがウォルナットになりトラスロッドが2本へ、ピックガードはゴールドバックのルーサイト(アクリル)に、メタルノブやフィンガーレストが付く等の大幅な仕様変更があり、ブリッジ・カバーはスライドする事でミュートがかかる仕組みになりました。

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図2

こぼれ話
1956年発売のソリッド・ギターCOMBO400。ボディーとネックの接着を強固にする為ボディーサイドからネジを貫通させ、ボルト留めという構造だった。且つストラップはサックス用をの物を使い首から提げていたそうな。
(図2)
























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1958年(昭和33年)東京タワー完成
高さ333mの電波塔
さて、如何でしたでしょうか?今月のリッケンバッカー研究室。次回は4月上旬更新予定です。












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