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まっちゃんの超わがまま比較シリーズ 2

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お久しぶりです!!って余りに前で覚えていませんよね。。。。。

私TC楽器、松井事、まっちゃん、、、と呼んでいる人がいたり、いなかったりの、わがまま企画第二弾です。

今回はレスポール・ゴールドトップを徹底比較、方やチューン-O-マチックが最初に採用されたP-90搭載レスポールの完成形と言える1956年製のヴィンテージ・レスポール・ゴールドトップ!!方やギブソン社の最高峰ギブソン・カスタムショップ製のヒストリック・コレクション1956年レスポール・ゴールドトップリーシュ-です!!

このメーカーを相手取った暴挙とも言える比較は、当店TC楽器の様なメーカーによるしがらみが無い楽器店ならでは!!文句があるならかかってこい、、、、、、って嘘です。。ごめんなさい。。。

あくまで、一個体と一個体を比べた物ですので、一事が万事では御座いませんので、予めご了承の程、、、覚悟してご覧下さいませ。。。。。うふふふふ。

ロゴ

ヒストリックは綺麗ですねって当たり前ですね。
パット見は余り違いの無いように見られます。がしかし。。。ロゴ位置はオリジナルがかなり下に付いているように見えます、そうヘッドの大きさは、ほぼ変わりが無いのにGibsonのbの文字の上からヘッドトップを図ると、オリジナルは18.5mmあり、ヒストリックは11mmしか無く全く位置が違います。この低いロゴの位置はレスポール誕生の1952年から1957年までの仕様で、1958年には現在同様のロゴの位置に変更になります。更に、オリジナルは一個一個丁寧にロゴを突板に埋め込み、ヘッドトップ事貼り付けてありますが、ヒストリックは60年代前半から採用されたロゴのアウトラインが変わった時期のロゴを採用しており、Gibsonロゴの周りに四角い線がハッキリと浮かび上がっています、ロゴは大きな相違点が見られました。

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ヘッドトップ

オリジナルもヒストリックもどちらもホーリーウッド(柊)をヘッドトップに利用しております、オリジナルは塗装の剥がれた所から確認出来ますね。Les Paul MODELのロゴは両方とも転写で擦ればとれちゃいます、むやみに擦らない様に致しましょう。トップから見たヘッド形状はほぼ一緒、流石はヒストリックですね!!

アジャストカバー

アジャストカバー位置は若干オリジナルは上に付いており、アジャストカバーのナット側のネジ穴が、オリジナルはナットから6mm、ヒストリックは5mmとなっています。本来オリジナルのアジャストカバーは、当時平面でプラスチックを生成出来なかった為ロール状態をのばしてから加工、削り出した名残で、ロールマークが本来確認出来ますが、交換の為確認出来ません。ヒストリックも同様にロールマークは確認出来ませんでした。

「いやいやギブソンって言えばレスポール・カスタムででしょ」って方はこちら

ペグ

オリジナルはクルーソンのロゴが入っていない通称ノーラインペグです。つまみはシングルリングで透き通っておりマーブルの柄が良く確認出来る1955年寄りのペグ。ヒストリックはGIBSON DELUXEと2列に刻印が入ったクルーソンペグです。乳白色がかった色のシングルリングのつまみは、オリジナルの1956年に採用されており、形状から見た目までしっかり再現されていますが、経年してもマーブル柄を際立たせる様な黄ばみは生まれず、迫力の面ではオリジナルに劣るかもです。余談ですが、ギブソンヴィンテージペグで小さく縮み上がっているペグを見た事はありませんか?あれは50年代後半から60年代前半に使用された素材でシュリンク・ボタンと呼ばれています。シュリンク宜しく経年すると縮崩れ去ります。。。。ほぼ回せないので皆様交換していらっしゃいますね。

ヘッド角度

ヘッドの角度は両方17度。オリジナル当時は手作業でネックの削りだしを行っていた為、太さや形状は若干のバラつきがあります。1960年代頃までのギブソンはネック製作における木の目取りに拘りがありヘッドの角度の部分に強度を持たせる為の目取りを行っていました。ヘッド角度の一番付く部分を真っ直ぐな木目で取る為には非常に大きく木材を利用する必要があり、コスト的には非常に不利な方法です。70年代の一時期少量の木材でもネックが取れる目取りに変更された物の、ネックが折れる被害が続出。結果メイプルネックへと素材を変えると言う本末転倒な方向へと動き、更にギブソン社は火の車、、、、、。そんな歴史を辿ったギブソン社が二の足を踏むわけがありません!!。ヒスコレも綺麗にヘッド角度が付く部分に強度をもたせた設計になっております。

「違うよギブソンならES-335だよ」って方はこちら

ネック太さ、幅

実寸で幅

オリジナル ナット
(43.5mm)
3F
(46.2mm)
5F
(48mm)
7F
(49.55mm)
9F
(51mm)
12F
(52.75mm)
17F
(55.15mm)
21F
(56.5mm)
ヒスコレ ナット
(43.4mm)
3F
(46.1mm)
5F
(47.35mm)
7F
(49.35mm)
9F
(50.8mm)
12F
(52.4mm)
17F
(54.65mm)
21F
(56.25mm)

実寸で厚み

オリジナル 1F(23mm) 5F(23.65mm) 9F(24.6) 12F(26.55mm)
ヒスコレ 1F(23.6mm) 5F(24mm) 9F(24.75mm) 12F(25.55mm)

オリジナルありきで言えば、幅は若干広めで、厚みは若干薄めとなりますが、、、実際握ってみますと数値以上にヒスコレが太く感じます。これはネックサイド部分の削り方で極端な言い方をすればオリジナルはCシェイプに近い削りだし、ヒスコレはUシェイプに近い削りだしとなります。一番長くギターと接している部分だけに、若干の違いが大きく印象を変える形となりました。

フレット

フレットの幅はオリジナル1.85mm、ヒスコレ2.2mm程で幅もヒスコレが広め、高さもヒスコレの方が高いフレットが打たれています。減ってからの事を考えてか、それともネックが動いてしまった場合の保険なのか、、、、あくまで憶測です。しかし現在のリフレット等でも流行りは細身で高いフレットなんですよね~。確かにジャンボフレットやミディアムジャンボでは感じられない音のシャープな立ち上がりが得られるので、よりアタックを気にする方が増えているのでしょうか。自分の全盛期はジャンボフレットやミディアムジャンボフレットでした、、、年がバレますね。。。オリジナルのフレットは1959年まで採用されたフレットで小さくて低い為、スモール・フレット等と呼ばれます。

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指板

オリジナルは現在ワシントン条約により輸出入が制限されている希少木材、ブラジリアン・ローズウッドが使用されています、辺材と心材(木の中心の材と周りの材)によっても色味は違いますが、重厚感があり深い杢目が印象的です。ヒストリックはマダガスカル・ローズウッドを使用しています。実はマダガスカル・ローズウッドはローズウッド科の中では最も硬く重い品種です、ブラジリアン・ローズウッドも硬質ですので、サウンド面もオリジナルに近づけるべく選定された木材と考えられますね、ヒスコレの完成度の高さが伺えます。

ポジションマーク

共にセルロイドのマザーオブパール風ポジションマーク(クラウンインレイ)が使用されています。色味はヴィンテージの方が経年により黄色みが増しており深みを感じます。ヴィンテージはポジションマークの削りだしがやや指板の削りだしより小さめに製作されており、隙間をウッドフィラーで埋める工程がとられています、その為ポジションマークと指板の間に指板とは色味の違う隙間が見えるのもビンテージらしさですね。ヒスコレはあまり隙間を感じさせない造りでここでもヒスコレが丁寧な部分を猛アピールです!!

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ネックジョイント

ギブソンがセットネック構造で強固なジョイントである事は周知の事実ですが、オリジナルの製作方法は現在用いられている製作方法と若干違いが御座います。現在の製作方法は作業的にも工具的にも利便性が良い為、ネックに指板を貼り合わせた状態でボディにセットする方法がとられますが、50年代のレスポールはネックをボディにセットした状態から指板を接着していました、この面倒な手法によりボディとネックに更に一体感をもたせ優れたサステインを生みだしています。ジョイント部分の中子はどちらも綺麗に削り出され接着されていますが、おや、、、ヒストリックは若干接着面に隙間が見られますねーーーーー。どちらもロングテノンに間違いは御座いませんが、見えないからって手を抜いたわけじゃ~~~~ありませんよね。。。更にフロントピックアップ下のキャビティの形状はオリジナルはネックの角度と同じ様に底面が削られております、これは弦の傾斜とピックアップの高さを均一にする為で、オリジナルを見分ける一つの方法になっていますが、、、、ヒスコレは平。。。。ポールピースを支点で考えれば関係無いと考えるのも妥当かと。。。。。

ネックジョイント角度

ネックのジョイント角度はオリジナルが3度、ヒストリックが5度となっています。ネックジョイント角度とサステインは非常に親密な関係があり角度が浅いほどテンションが弱まりサステインが稼げます。その為1952年に発売されたレスポールはネックジョイント角度が1度、1953年にはブリッジがトラピーズ・ブリッジ/テールピースからスタッド・ブリッジ/テールピースに変更されるに伴い、ネック角度が3度に変更されます。1960年にはネック角度が5度に変更。レスポールの再生産が始まった1968年もネック角度は5度が採用されています。ネック角度が高ければテンションが強くアタックも出やすい、ネック角度が浅ければサステインが稼げる、両方に利点があり演奏家の好みが反映される部分です。よってヒスコレはテンションが強く、オリジナルは若干テンションが弱く感じます。やはり違いが出る部分ですね。

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ピックガード

オリジナルはプラスチックの板からの削りだしです。ヒストリックはここも完璧ですね。ちなみにレギュラーモデルは金型整形により製作されている為、エッジ部分が滑らか。どっちがいいのでしょうか。。。

ピックアップ

ウォルター・フラーが開発したとされるP-90ピックアップ。ウォルター・フラーは1930年代よりギブソンに在籍したエンジニアでレスポールの開発にも携わった人物です。初めての登場は1949年でセス・ラバーが開発したハムバッキングピックアップが登場するまで殆どのエレクトリック・ギターに搭載されていたピックアップです。2つのアルニコ5・マグネットが中央のポールピースを挟み、上下のプラスチック・ボビンの間にコイルが巻かれたピックアップでコイルのターン数は900ターン、そう900回もまきまきします、だからP-90。オリジナル、ヒスコレ共に造りは同じですがーーーーーー。やっぱり見えない部分は違いますね。バックプレートまでゴールドがヒスコレ、古いP-90はマウントネジがマイナスだったり色々です。しかしながらこの伝統的なピックアップの奏でるサウンドは艶があり押し出しの強さがありながらも、ざらつきのある高音域は失っておらず、倍音豊なサウンド。ファンが多いのも頷けるピックアップです。

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ザグリ

ギブソン社は木工技術に長けたメーカーで、レスポールは正に集大成とも言えるギターです。レオ・フェンダーがポール・ビグスビーが作っていたカスタムメイドのソリッド・エレクトリック・ギターを見て本格的にソリッド・エレクトリック・ギター製作を開始したのを察知し、ギブソン社でもソリッド・エレクトリック・ギターの製作に乗り出します。元来から保有していたカービングマシーンを利用しアーチトップ構造にしたのは、フェンダーがカービングマシーンを持っていなかったから、両者の激しいやり取りが伺える逸話です。

レスポールは無駄な木工削除をできるだけ排除しており、事ザグリは丁寧、ピックアップギリギリに加工されたピックアップキャビティは配線の為の隙間も丁寧に製作されています。コントロールキャビティもボディトップをバックに接着する前に加工されており、表から見たノブの位置や角度を計算に入れ加工されています。さてオリジナルは当然前記した部分は完璧ですが、、、、、、。おやヒスコレはコントロールキャビティの底面が平に、、、、つまりトップとバックを合わせてから一緒に削り出しを行っている証拠ですね~~~~~。これによってノブの角度がヒスコレとオリジナルは若干違うのが解ります。いやーーーーーここでは大きな製作での違いが見えました。

ボディ厚

どちらも約50mmでほぼ一緒ですね。ギブソンは最初メイプルのみでソリッド・ギターの開発を行っていました。まーーー当然重いわ鳴らないは、、、だったのですが、優れたサステインは残したい、そこでメイプルトップ/マホガニーバックが採用される事となります。現在は当たり前とされる積層ボディの考えもギブソンは先駆者で、その創造性豊な感性が、当時にして完成形と言わしめているレスポールを生み出したのですね。

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メイプルトップの厚み素材

メイプルトップには様々な意見があり、正直な所どこまで突っ込んでよいやら。。。。。木材のお話からすれば、カエデ科の広葉樹。カナダやアメリカに多く生息し、家具、楽器、バッドあらゆる素材として重宝されています。一般的にハードメイプルとソフトメイプルがあり、ハードが硬く、ソフトが柔らかい、、、まんまの意味で御座います。ハードメイプルにはシュガーメイプルやブラックメイプル、ソフトメイプルにはレッドメイプルやシルバーメイプルが御座います。他、縮杢と呼ばれる木目が縮んで波打った様に見えるカーリー杢はホワイト・シカモア(ヨーロピアンメイプル)に良く見られヴァイオリンに古来より使用された高級木材です。当然硬ければサステインに優れ強いアタックも期待出来ますが、柔らかければ当初予定したサステインは得られない、、、、しかし全てメイプル。。。。。。。ま~~~~こればっかりは弾いて見ないと解りませんし、好みもあるので良し悪しは測れません。今回比べた2本はどちらもボディは良く鳴っており、しっかりとしたサステインも得られています。更にオリジナルには、、、、、、よ~~~~~~く見ると。。。。何と縮杢が出ています!!バーストに良く見られるあの美しい杢目がこの1956年製のゴールドトップの下に隠されているかと想像すると、、、、う~~~~~剥がしたい。。。

マホガニーバックの素材

マホガニーバックは一時期パンケーキボディ(マホガニーの間にメイプルを挟み込んだボディバック)が御座いましたが、基本はワンピース・マホガニーがレスポールで御座います。ここで又木のお話ですが、マホガニーって実は3種類しか無いってしってました。通称スモールリーフ・マホガニーとビッグリーフ・マホガニー、ホンジュラス・マホガニーがその3種。ワシントン条約でも取引は制限されており高価な木材なのです。その為見た目や木目が似た木材を何々マホガニーと通称で呼ぶ事で代替え材として使用しているのが現在の当たり前、、、、よく聞くアフリカン・マホガニーってセンダン科のカヤ属でっせ。。。まーーーそれは置いておいてですね、当然オリジナルはホンジュラス・マホガニーでメキシコ南部に分布しているマホガニーを使用、程よい軽さで美しい鳴りを引き出します。さてヒストリックですが、オリジナルはダークバックで若干木目が見づらいですが大きな違いは無いように感じます、細やかな木目ながら全体を見るとマホガニー特有の導管もはっきり解ります、ギブソン社曰くホンジュラス・マホガニーを使用しているとの事ですので、大きな会社ならではのルートがあると信じましょう。

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ブリッジ

チューン-O-マチック・ブリッジを初めて搭載したレスポールとして紹介される1956年製レスポール。現在でも標準として使用されるこのブリッジは、それほど完成度の高いブリッジと言えます。このブリッジは、1948年にウーリッツァーからギブソン社の副社長として入社。その後1950年にギブソン社の社長として采配をふるい1966年に退社した、テッド・マッカーティ氏によるパテントです。テッド・マッカーティ氏と言えば、レス・ポール、フライングV、エクスプローラー、ES-335、SG等多くの名器を世に送り出した事でも知られる偉人。90年代にはポール・リード・スミスにアドヴァイザーとして関わり91才に惜しまれつつこの世を後にしています。

オリジナルのABR-1はベースがダイキャストでサドルがブラス製でメッキが剥がれた部分から解ります、更に現在のABR-1では当たり前のリテナーが御座いません。そうなんです!!サドルを固定するリテナーが無いのが初期ABR-1の特徴です。ライブ中に弦が切れてしまった場合、弦事サドルまで飛んでしまう可能性があるのです。。。ただでさえ高価なヴィンテージのブリッジのサドル、オリジナルが無くなっては大問題、演奏中も気が抜けません。おやGIBSON ABR-1の横になにやらマークが、、これはDJと打たれてあり当時の鋳造メーカーのマークです。

ヒスコレのABR-1も同様の素材でダイキャストにブラスのブリッジサドルが使用されています。しかし、サドルが簡単に無くなってしまわない様にリテナーは搭載されています。安心して使用するにはこっちの方が良いのでは。。。

余談ですがこのチューン-O-マチックは1952年7月5日にパテントが出願されています。パテント出願時点ではピックアップ無しのFホールが空いたフルアコースティックギターと思われるギターに登載される事が前提に出願されています。元々1952年発売時点でのレスポールに登載されていたのはレス・ポール氏が特許を持っているトラピーズ・ブリッジ/テールピースで、その後1953年頃からはチューン-O-マチックより後1953年1月21日に出願された、スタッド・ブリッジ/テールピース、通称バー・テールピースとも呼ばれるブリッジに変更されます、このブリッジは特許出願時点からレスポールに登載される為に製作されており、発案者もテッド・マッカーティ氏です。結果完成形と呼ばれる1956年製レスポールのブリッジにはテールピースとブリッジ共にテッド・マッカーティ氏の考案したこの2つが登載されました。しかもテールピースに採用されたのは、ブリッジとテールピースの役目を両方持った、スタッド・ブリッジ/テールピースが元となった物です。互いに別々に開発された物が一つとなり、完成形へと進化。偶然なのか必然なのか、レスポールが名器になった道筋には何か運命的な物を感じます。

テールピース

テールピースは前記でも記載した1953年1月21日に出願されたスタッド・ブリッジ/テールピースが元となった、テールピースです。テールピースとしてしか使用しない為、オクターブピッチを補正する用に設けられた、ブリッジに角度を付ける調整用のイモネジは排除されています。オリジナルはスタッド受けのサイド部分の厚みが6mm位なのに対し、ヒスコレは7mm位と若干厚め、更に素材はオリジナルがアルミなのに対し、ヒスコレは鋳物ではないですか。この機種は2000年製を比べておりますので、テールピースの素材が違いますが、2001年にはヒスコレはアルミのテールピースを採用する事となります。

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ゴールドトップの塗装

オリジナルとヒスコレ比べてみると~~~全然ちがうーーーーーーーー。どちらも塗装はラッカー、さらにヒスコレでは経年による塗装クラックを防ぐ為の可塑剤は加えておらず、全て機械を使わないハンドメイドによる作業。極薄の塗装も当然で仕上がりもばっちり。。。。なのに色が違う、、、、、。それは、オリジナルにはブラウンパウダーと呼ばれる鉄の粉をラッカーに混ぜて塗装として使用しているからなのです!。その為、経年し汗等が付着した部分に緑青が浮き緑がかった様なカラーリングになっている部分が御座います。全体的にもダークで深みのあるゴールドのカラーが印象的。じゃヒスコレの塗装もブラウンパウダー混ぜて塗装すればええやん!!ってなりますが、鉄の粉混じった塗装。。。吸ったら死にまっせ。。。。製作者の方の事も考えてギターは作られているのです。ゴールドカラーは豊かさを表す象徴的なカラーで、このカラーリングはレス・ポール氏によって提案され採用されたカラー。2000年製のヒスコレは違いますが、現在のリーシュ-モデルでブラウンパウダーを混ぜたラッカーを使用したカラーのモデルも発売されており、製作者側の意地を感じます。

ノブ

ノブの形状はレスポール誕生の1952年から55年前期までのバレルノブから変更になり1960年頃まで使用されるハットノブになります。ヴィンテージのリーシューモデルではノブの見た目は重視される部分で、ルックスに大きな影響を与える部分ですが。形状はほぼ完璧に再現されています。が、、、、カラーがやはりボディトップ同様に違います、これは前記したゴールドトップの塗装同様にブランパウダーが使用されている為で、ヴィンテージは若干緑がかったカラーリングになっています。文字も若干違いがあり、ヴィンテージはやや丸っこい文字が特徴です。

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キャパシター

オリジナルはスプラグ社のバンブルビーを登載。50年代の中頃から後半にかけて使用されたコンデンサーです。さてヒストリックは、、、、、ちっちちゃい。。。。現在のヒスコレはバンブルビーのレプリカが使用されており、見た目にも違和感は御座いませんが、この2000年製のヒスコレはちょっとがっかりですね。

後書

今回わがまま企画の第二弾として真っ向から2本のギターと向かい合いました。違いが見られる部分も多々御座いましたが、ギブソン社が現在でもギターメーカーのトップを歩み続ける理由が随所に感じられる結果で御座います。しかし、リーシュ−モデルは再現度が高ければ、サウンド、たたづまい、までオリジナルの様になるのか、、、、、に関しましては疑問が残ります。それはギターは演奏家あっての物だからです。演奏される事で成長するサウンド、自然に付いた傷、人によっては思い出に残る場面もあるでしょう、それは同じ様に作られた楽器では絶対に感じる事が出来ない、演奏家とその楽器との関係性なのです。だからこそ、楽器を愛し大切に慈しみ演奏して上げる事で、その楽器は唯一無二の存在になるのだと感じます。偉そうに締めくくりましたが、私が現在も使っているのは高校の時に買ったフェンダー・ジャパンのストラトです。正直どんなヴィンテージやカスタムショップモデルより、自分には合ってますね!!又、お会い出来る時を楽しみに、有難う御座いました。

筆者
松井 暁




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