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第三弾 : 理想の音色を求めて…

 
第一弾:不安だらけの楽器選び
第二弾:弦楽器業界のしがらみ&価格の秘密
第三弾 : 理想の音色を求めて…

【序章】

なぜ人はバイオリンの音色に魅了されるのでしょうか… 初めて間近でバイオリンの音色を聴いたのは数年前…オーバーな表現かもしれませんが、頭が真っ白になり魂が吸い込まれるような感覚に陥りました… それくらい神秘的な体験で「自分もあんな音を奏でてみたい」と渇望するようになりました。

 

バイオリンの歴史は長く500年前に誕生、ほぼ完成された形でこの世に現れました。 謎な部分も多く,実に不思議な楽器… 製作工程も構造も基本的には殆ど同じですが、楽器1挺1挺には特別な個性があり備わった資質がございます。

 

今回のテーマ「理想の音色を求めて…」!!

この世に存在する弦楽器の中から、自分に合う特別な1挺を発掘していただきたい!!

楽器選びに迷っている…どれを買っていいのかわからない…そんなあなたの手助けができればと思い、この企画を立ち上げました!!

当店は中古楽器専門店です。勿論、好みもありますが、永年に渡り弾き込まれた中古・オールド楽器は味わい深く素敵な音色を奏でるんですよ!!

その楽器がどの国で誕生して、誰に演奏され、今までどんな旅を続けてきたのか… そう考えるとワクワクしてきませんか!?^_^

そこで各項目ごとに弦楽器にまつわる記事をまとめてみました。理想の楽器を探す手がかり、きっかけとなれば幸いでございます…

 

【イタリア・クレモナの歴史】

・クレモナはなぜバイオリンの聖地になったのか!?

現存している「世界最古のバイオリン」は誰が製作したのか!?

諸説ございますが、最有力候補としてアマティ家の始祖アンドレア・アマティの名が挙げられます。

イタリア・クレモナの古い偉大な製作家としてはストラディバリ、グァルネリ、アマティが有名です…

 

アンドレア・アマティの偉業は2人の息子達に受け継がれましたが、この時代のイタリアは政治や軍事的な戦乱期。伝染病ペストが猛威をふるい優秀な製作家達が不幸に見舞われます。

そんな中、アマティ家でも才能に恵まれたニコロ・アマティが3代目として親子代々の伝統を引き継ぎました。ニコロ時代にアマティ家は全盛期を迎え繁栄したと言われています。

40歳になった頃、ニコロは人気、知名度、実力ともに他を圧倒していました。この時代から100年間がクレモナバイオリン製作の全盛期!!

当時たくさんのお弟子さんを抱え、優れた職人を育てたことでも有名です!!

あのアントニオ・ストラディバリやグァルネリ家の始祖アンドレア・グァルネリなどなど…

ヨーロッパ中から集まった多くの職人がアマティ工房で働いていたといわれており、ニコロは自分の持てる技術や知識を惜しみなく伝えたと言われます…

結果としてストラディヴァリやガルネリなどの名工を輩出したクレモナは、バイオリン製作の聖地となりました。

 

【渦巻(うずまき)と音色の秘密】

・渦巻きの秘密!?

バイオリンの渦巻き部分…「スクロール」と云います。

現在、市場にある弦楽器の殆どがオールドバイオリンと同じ渦巻き「スクロール」を備えています。

たまーにライオンなどの顔が彫刻された形状のも見かけますが…(^O^;)

 

で!この渦巻きですが、楽器を選ぶ時の要チェックポイントなんです!!

1挺ごとによーく観察してみると…んっ、なんか違う…

そうなんです、綺麗で繊細な形状,荒々しく力強いスクロールなど様々…

よくストラディバリは丁寧で美しく、ガルネリは無骨で力みなぎるスクロールだと言われています。

イタリア製、フランス製など生産国によっても形状に違いが見られます。渦巻の大きさや拡がり方、彫り方などが判断材料となり、 熟練者になるとスクロールを「パッ」と見るだけで、おおよその生産国や年代などの判別ができちゃったりします!(◎o◎)

 

スクロールは製作者の癖が顕著に表れる部分なので、個性や特徴も捉えやすく鑑定のポイントにもなります。

色々なバイオリンのスクロールを「ジっ」と眺めて、弾いてみて楽器を選定するのもまた一興!!

実に奥が深い世界でございます…

 

・はたして渦巻は音色に影響するのか!?

諸説ありますが、実際のところスクロールは音に影響するのか!?(゜レ゜)

謎な部分です…音には特に影響しないような気もしますが…でもスクロールも本体の一部だから影響あるような…

微妙な造りの違いくらいで音質は変わるのでしょうか?…

ただスクロールの造りが素晴らしいバイオリンは見栄えも美しく、楽器のクオリティも高い印象…

スクロールは装飾的な意味合いもありますが、音響の為にあえて対称性を崩して加工されている楽器もあります。 んー…やはり謎だらけです…

 

【弦楽器 弓のお話】

バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスといった弦楽器は、擦弦楽器(さつげんがっき)に分類されます。 擦弦楽器とは…弦を弓でこすって奏でる楽器の総称。 んー結論…バイオリンを演奏するには弓が必要!!(^O^)b

弓について…

バイオリン弓には馬のしっぽ毛(尾毛)を160~180本くらい使用します。 さらに馬毛はモンゴル、カナダ、イタリアなど…産地によってお値段が様々。

 

音色、音量、レスポンス、強度など品質による特徴がみられ、奏者の好みや演奏スタイルによって種類を選択できます。 一般的に品質が良いとされているイタリア産などの弓毛は、相対的なバランスも良く、弾き心地も◎&音色にプラスの効果をもたらします!!

 

弓の幹(スティック)はブラジルウッドやフェルナンブコを主な原材としますが…良質な弓の多くにフェルナンブコ材が使用されます…なぜでしょう!?

それは密度が高く、曲がり強度もあり、湿気に強いフェルナンブコ材は弦楽器弓として適した性質を持ち合わせているからに他なりません!!

しかしフェルナンブコは絶滅の危機に瀕しており入手が困難になってきている為、バイオリン弓の価格高騰も懸念されています。

また近年では抜群の強度を誇り、耐久性も兼ね備えたカーボン弓も普及しており、普段のレッスン用に愛用されている方も多いのでは!!

 

弓も進化を遂げて、続々と新たな製品が誕生しています!!

お値段もピンキリ…本体と同じくらい弓は重要な演奏アイテムなので、拘りをもって選びたいものです!!

TC楽器の弦楽器コーナーでは弓のご試奏も可能ですので、是非掘り出し物のUSED弓を見付けてください!!

 

【バイオリンを構築する木材!?】

弦楽器は表板がスプルース(松)、横板と裏板はメイプル(楓)、指版はエボニー(黒檀)で構築されています。

アジャスター等のパーツを除いて、木材のみで組み合わされることで、美しいフォルムや高い質感を生み出しています!!

当然、同じ木材でもランクがございまして…

良く乾燥され、綺麗な杢目のものは高級材として扱われ価値が上がります。さて良い楽器とは…!?

造りは勿論ですが、音の優劣に差が出るのはまず木材!! 良い材料と、熟練の職人技によって楽器は光り輝くのです!!

 

 

・裏板編~単板と2枚板 バイオリンの裏板のお話…

弦楽器の裏板ですが、1枚板(1ピース材)とセンターで木材を2枚合わせて接着したもの(2ピース材)が殆ど…

ちなみに1枚板のほうが希少価値が高いっていわれますが…ほんと?

一般的に1枚板の方が高級とされます。2枚板のものと比べ、倍の面積の木材が必要となり、2枚板と比べて材の確保も大変になるからです。

 

1枚板と2枚板ですが…どちらにもメリットとデメリットがあります。

1枚板は、経年による材の歪みが生じるリスクも高めですが、裏板全体の振動率は高く、音の伝達がスムーズ!!

全体の音色にふくよかな要素が加わるのも魅力の一つです!!

また2枚板は、木部の収縮による歪みは発生しにくく、左右対称の杢には独特の美しさがあります。

優劣の判断が難しいところです…

 

【楽器と弓の相性…】

楽器本体と弓に相性はあるのでしょうか!?

自分がバイオリンを初めた頃、なんやら理解できませんでしたが…今ではなんとなくわかるようになった気がします。

私も入門用モデルから手工品まで、いくつも買っては売ってを繰り返し今に至ります…

今まで色々な弓を試してきましたが、同じ弓でほぼ同クラスのバイオリンを2挺弾き比べた場合、 確かに個体によって発音や演奏性の違いが感じられました。弓と本体、逆パターンも然り!! もちろん本体の個体差は十分考えられますが、弓の影響も絶対にあると思うのです!!

相性の良いパートナーを探すのは途方のない道のりです…

 

あとがき

弦楽器の知らない世界 第3弾!! 今回のテーマ「理想の音色を求めて…」!! 如何でしたでしょうか!?

バイオリンの世界は奥深く謎も多い!! 楽器選びに苦労されている方、沢山いらっしゃると思います。

TC楽器 弦楽器コーナーは、あなたのバイオリン選びを全力でサポート致します!!

店頭では楽器の弾き比べも出来ます!!&ご予算などに合わせて、あなたの理想とする楽器をご案内させていただきます!!

これから初めたい方も大歓迎!! いつでもお気軽にご相談下さい!! あなたとTC楽器の距離が縮まりますように…。゚(゚´Д`゚)゚


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