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1957年製ヴィンテージ・シルキー
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1957年製作シルキーB♭トランペット。
型番表記を示す刻印はありませんが、バルブボアはM(450")。フレア手前がやや太めのラージスロートベル(=Lベル)。ボアとベルだけの組み合わせからすると現在のB7に近いタイプでしょうか。ただし、写真を御覧戴ければお判りの通り、2番抜差管は前方に傾けられており、3番抜差管は通常のタイプとは上下逆向き(※)。後改造の痕跡はなく、製作時から当時のフォンティーヌ・ベッソンやベンジの意匠を取り入れた試作品的モデルだったようです。1番抜差管のカニ目(2つのニブ)やベル先巻き返しフレンチビート成形などは、最初期のシルキートランペットに共通した特徴のようです。金メッキ仕上げ。 ピストンは再メッキとラッピングが施されています。ピストンボタンやステムはオリジナルパーツではないようです。マウスパイプ下方、1番バルブケーシング、ベル胴部下方にアテガネ。ベル、パイプを外した修理歴、ベル凹み修理の痕跡が多々あります。現状で抜差管、ベルに小打痕点在。ベル、マウスパイプの歪みも残っています。管内洗浄、各所点検・整備済み。凹み修整の余地は多々ありますが外観を気にされない方なら、このままでも十分使えます。 外観的には演奏道具としての役目を終えたような案配ですが、上記の通り演奏にはまったく支障のないコンディション。これだけ盛大にアテガネ補修があり、凹みの修理痕や波打ち、小打痕があるにも拘わらず、並のトランペット以上に豊かな響きと良いバランスを備えていることに、畏敬の念を抱かずにはいられません。 しっかりした芯の部分を包み込むような豊潤な太い響き。現在のシルキートランペットのキャラクターとはふたあじ異なる、或る意味スタンダードなトランペットの音を備えた貴重な逸品です。 ケースなし。本体のみ。 ※こちらの商品につきましては、凹み、歪み等は現状お渡し品となります。 ★『中古品は癖がついているから吹きにくい』ってホント!? …c(゜^ ゜ ;) ※このヴィンテージ・シルキーは、リットーミュージック刊行『SAX&BRASSマガジンVol.15(5月28日発売予定)』の連載企画“PRECIOUS HORN Cafe”に掲載されます。
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