星野楽器の海外輸出向けブランドとして登場した"Ibanez"。1973年頃に有名ミュージシャンとのタイアップで、プレイヤーの声をダイレクトに反映させるギタープロジェクト「The ARTIST SERIES」が発足、"正対象のダブルカッタウェイ"のボディシェイプを基本に、翌年から4桁の数字を型番として幅広い機種が発売されます。その後1979年に海外での高い評価を引き下げ凱旋する形で国内に発表されたのが型番をARとしたARシリーズで、この時期より海外でもARシリーズとして発売されます。1979年から発売されたAR300はボディトップにメイプルを使用したモデル。マホガニーのボディにマホガニーネックのセットネック構造、ボディトップはメイプルを使用する事で華やかな高音域と温かみのある中音域を併せ持ちバランスの良いサウンドが特徴です。コントロールは各ピックアップのボリュームにトーン、ピックアップのセレクタートグルスイッチに各ピックアップのトライサウンドスイッチ。トライサウンドスイッチとはフェイズアウトとコイルタップ、通常のハムバッキングの3種類のサウンドが得られるスイッチで多彩なサウンドが得られます。この1979年のモデルは最初期物で、ピックアップには”フライングフィンガー”がエンプレスされたスーパー80を搭載。伝説を築き上げたオリジナルの造の良さを再確認出来るモデルです。


【SPEC】
BODY:Flame Maple Top/Mahogany Back
NECK:Maple Set-Neck
FINGERBOARD:Ebony
P.U:Super80×2
WEIGHT:4.06kg
NUT-WIDTH:44.2mm
w/Hardcase
Medium Scale Neck

担当 : 松井(まつい)

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